肩幅が5mあれば全ての問題が解決する件について
こんにちは。悩み多き若者、ON蕎麦です。
最近私は「近所の自販機にあるチチヤスのミルクコーヒーが白じゃなくて黒だったらなあ」という恐ろしく重大な悩みを抱えている。この悩みは私をひどく苛み続けており、辛くてごはんも4杯しか喉を通らない。
私に限らず人間というのは皆たくさんの悩みを抱えて生きている。それは容姿であったり、金銭であったり、はたまた永い眠りから目覚めた冒涜的な神格生物であったりするわけだが、多くは解決が困難なものだ。
だが私は気づいてしまった。
もし。もしである。
もしも肩幅が5mあれば、その人が抱えている全ての問題が解決するのではないだろうか。
※肩幅が5mある人のイメージ
例えば容姿にコンプレックスのある人がいたとする。
その人の肩幅が5mあったとするとどうだろう。
その人について紹介するとき、人は、たとえその顔がどんなに微妙なテイストであったとしても「肩幅が5mある人だよ」と答えるだろう。そして顔のことなど微塵も気にしはしない。なぜなら肩幅が5mあること以上に衝撃的な特徴などほとんどないからだ。
例えば金銭的な不安を感じている人がいたとする。
その人の肩幅が5mあったとするとどうだろう。
5mの肩幅で効率的に金銭を稼ぐ方法、それはもちろん恐喝である。肩幅が5mある人間に「金をだせ」と迫られNOと言える者はいない。なぜなら5mの肩幅はスタン・ハンセンも裸足で逃げ出す凶器であるからだ。
例えば彼女ができないと悩む人がいたとする。
その人の肩幅が5mあったとするとどうだろう。
ご自慢の5mの肩幅に座らせてデートでもすれば女の子はイチコロだ。なぜなら5mの肩に乗ったことがある者などほとんど皆無であり、それはたいへんスリリングな思い出となるからだ。そんな刺激的な体験を提供したあとに愛の告白を行えば、成功間違いナシである。
例えば臆病な自尊心と尊大な羞恥心ゆえに虎になってしまった人がいたとする。
その人の肩幅が5mあったとするとどうだろう。
たぶん5m肩幅のある虎ができあがる。
YouTubeで人気者になれるぞ。
このように、5mの肩幅はすべてを救うのだ。
ゆえに人類が目指すべきは絶世の美女でも、大富豪でも、ハーレムでも、YouTuberでもない。5mの肩幅だ。
そうみんな、肩幅だ。肩幅を増やそう。
高いコスメを買うのをやめろ。肩幅を増やせ。
週休3日なんてヤワなことを言ってんじゃねえ。仕事やめて肩幅を増やせ。
手に持ってる恋愛指南書を今すぐ破り捨てろ。肩幅を増やせ。
虎はまあなんかがんばれ。
肩幅と懐の広い人間を目指して生きたい。