蕎麦屋

非常によろしくない表現が含まれている可能性がある

2020-02-18から1日間の記事一覧

【自創作の小説】枯淡虚静としていて

見えない綿がギッチリと詰まっているかのように空気が淀む。机に伏せたままピクリとも動かない頭が、ざっと見ただけでも半数。残った半数はゆらゆらと上体を揺らしながらなんとか耐えており、その健気な姿は、寂れた喫茶店の隅で埃をかぶったフラワーロック…